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この記事では、ホロライブTCGの基本的な仕様・ルールについて2024/06/01の先行体験会に参加した情報をもとに説明しております。分量も多くなっていますので、適宜ブックマークにして、再訪したりしながら読んでみてください。
- 背景・目的
- 記事構成
- ゲーム盤の説明
- 使用するカードの種類
- ホロメンカードの要素
- ホロメンカードはBloomステージごとに３つに種類が分けられる
- 対戦の流れ
- 1. 試合前準備
- 2. 各ターンごとにする動作
- 3. 試合終了
- 総論
- 参考文献
背景・目的
先日5月4日に、hololive Official Card Game（以下ホロライブTCG）の体験会がカードゲーム祭にて行われました。
開催後、ホロライブTCGは他のTCGと類似しているといった声もありつつ実際には独自要素もあったりするので、結局どんなゲームなのだろう？という問いがあるかなと思います。
そんな「ホロライブTCGってどんなゲームなの？」という問いに対して、現時点でのルールを体系的に可能な限りまとめました！
つきましては、現時点でのホロライブTCGを基礎的に理解するのにご活用頂ければと思います（新情報が出次第更新していきます）
記事構成
最初に、ゲームで使用するゲーム盤について説明し、その後に使用するカードの種類について紹介します。
その後、実際の対戦の流れを説明することで、各カードやゲーム盤のセクションがどのように活用されるのかを説明します。
ゲーム盤の説明
まずは、ホロライブTCGで使用するゲーム盤の全体像について説明します。ホロライブTCGでは主に10のゲーム盤の場を活用しながらプレイしていきます。以下は、自分側の盤面の全体像です。（相手側も同様）
以下表に画像で示した各ポジションの用途について説明します。
番号 | 場所・物名 | 用途 |
1 | メインデッキ | ホロメンカード、アイテムカードなどを含む約50枚程度の山札を設置する場所です。ホロメンカードとは、対戦の主体となるカードのことです。（遊戯王で言う、モンスターカード的な） |
2 | アーカイブ | 使用済みアイテムカードやHPが0になったホロメンカードを配置する場所です。 |
3 | バックステージ | 相手からのアーツ（攻撃）を受けない形で自分のホロメンカードを待機させる場所です |
4 | エールデッキ | エールカードの山札を設置する場所です。（約20枚程度）
エールカードとは、各ホロメンが相手のホロメンにアーツする場合に必要となるエナジーのようなものです。ホロメンごとに、必要となるエールの数や色の組み合わせが異なります。 |
5 | ライフ | 自身のライフとなるエールカードを配置する場所です。
配置できるエールの数は、推しホロメンのカードに記載されているライフの数値に規定されています。数値分だけエールの山札から開始時に裏向きで設置します。 |
6 | ステージ | バトルに直接的に関与するホロメンを配置する場所です。
ステージはさらに後続のコラボポジション、メインポジション、推しポジションに別れます。 |
7 | コラボポジション | メインポジションのホロメンのアーツ（攻撃）とコラボ（強化）するためのホロメンを配置する場所です。 |
8 | メインポジション | メインで戦うホロメンを配置する場所です。 |
9 | 推しポジション | 推しホロメンを配置する場所です。
推しホロメンとは、おそらくデッキで１枚のみ入れられる切り札的カードのことです。推しホロメンには、自身のライフとなる情報や推しスキル（必殺技のようなもの）が記載されています。 |
10 | ホロパワー | 各ターンにプレイヤーがコラボするごとに1枚メインデッキから裏返しの状態でカードを配置する場所です。
ホロパワーに配置してあるカードの枚数に推しホロメンの推しスキルが発動が依存しています。 |
* | ダメージ石 | 自分のホロメンがアーツ（攻撃）を受けた際に、ホロメンに受けたダメージを表現するために使用する周辺道具です |
* | サイコロ | 一部ホロメンの特殊能力にサイコロが必要な時に使用します。 |
使用するカードの種類
ゲーム盤の説明でも少し触れましたが、ゲームに使用するカードの種類を詳しく説明します！使用するカードには大きく4つのタイプがあります。エールというホロメンのアーツ発動条件を左右するカードの存在がポケモンのエナジーと類似していると言われる要素です。
No | カード種類 | ゲーム開始時の配置 | 概要 |
１ | ホロメン | メインデッキ | 対戦の主体となるホロメンが記載されているカードのことです。（遊戯王で言う、モンスターカード的な） |
2 | エール | エールデッキ | エールカードとは、各ホロメンが相手のホロメンにアーツする場合に必要となるエナジーのようなものです。ホロメンごとに、必要となるエールの数や組み合わせが異なります。 |
3 | 推しホロメン | 初期に推しホロメンに配置 | 試合を左右する必殺技(推しスキル•推しスキルSP)とライフポイントを規定する大事なカードです。自分が好きな推しのカードを一枚選び、配置すると思われる。 |
4 | アイテム | メイン | 基本的には使い切りの形式で特殊な効果を得られるカード。例えば、ホロメンの攻撃力を一時的に上げたりできるなど。 |
ホロメンカードの要素
以下の画像と表でホロメンカードに記載されている要素を詳しく解説します。
番号 | 要素名 | 説明 |
1 | Bloomステージ | ホロメンカードの進化段階を示しています。 |
2 | ハッシュタグ？ | 体験会では言及されなかったが、共通のハッシュタグを持つことで適用される特殊能力等があるのではないか？という仮説はあります。ただ、これは全くの憶測です。 |
3 | カード名 | ホロメンのカードの名前です。 |
4 | 属性 | カードの属性を表しています。
体験会時点では、白・黒・緑の属性が確認できました。今後増える可能性も大あり |
5 | ホロメンHP | ホロメンが耐えられるアーツの数値を表しています。相手のアーツによって、HPは減少します。 |
6 | 特性 | 条件達成時に発動可能な特殊能力です。
特性には、登場時に発動できるRealizeやコラボ発生時に発動できるColaboがあることを観測しています。 |
7 | アーツ（攻撃） | 相手のホロメンのHPを減少させるための効果です。
赤枠内の左にある黒いマークはアーツをするために必要なエールの種類を示しています。赤枠内真ん中は技名を表しています。
右側はアーツの攻撃力を表しています。 |
8 | 逃げるコスト | メインポジションにいるホロメンをバックステージに下げるために消費するエールの枚数を表示します。ポケカでいう逃げるに必要なエネルギーと同義です。 |
9 | 制約等 | カードによって、制約等が記載されるケースがあるようです。例えば、強ホロメンには、アーカイブ時に消費するライフが2枚になるなどの制約があることを確認しました。ポケカでいうEXルールのようなものです。 |
ホロメンカードはBloomステージごとに３つに種類が分けられる
上記で説明したホロメンカードはBloomステージごとに、更に３つに種類を分類することができます。
Bloomステージとは、ホロメンの進化段階のことで上に上がるほど、同一名のキャラが強化されていく仕組みです。この辺はポケモンでも馴染みが深い？システムかもですね！
ステージ | 効果 |
Debut | 条件なしに自ターンにメインポジション・バックポジションに配置ができます。ただし、アーツ火力は弱いです |
1st | 同キャラのDebutホロメンが場にいる場合に、Debutホロメンに重ねて配置できます |
2nd | 同キャラの1stホロメンが場にいる場合に、1stホロメンに重ねて配置できます |
ただし、Bloomは基本的には強化する行為なので、１キャラクターごとに1ターンに１度しかできない・ ホロメンを配置したターンは当該ホロメンはBloomできないなどの制約はあるようです。
対戦の流れ
以下は、対戦の流れの全体像を示したものです。大きく、試合前の準備→各ターン→試合終了と通常のTCGと同様のフローで試合を行います。 厳密には細かいルールがそれぞれの段階であるようですが、このセクションでは特に各ターンごとにプレイヤーが取ることのできる動作について解説します。
1. 試合前準備
ゲームを開始するに当たって以下のことを、お互いのプレイヤーが実施します。
- ７枚カードをメインデッキからドローする
- ドロー後に、プレイヤーは任意で全ての手札を山札に戻してシャッフルし、山札から引き直すことができます。
- ただし、２回以上引き直す場合は引ける総枚数が引き直すごとに1枚減ります。例えば、引き直し初回は7枚ですが、２回目は６枚、３回目は5枚という具合です。
- つまり、引き直すことはできますが、単純に引ける総数が減ることで良い手札が来る確率も下がるということです。
- 推しホロメンを推しポジションに配置する
- 手札のDebutホロメンをメインポジションに配置する
- 手札にDebutホロメンがいない場合は引き直すのが望ましいです
- エールデッキのカード6枚を裏面の状態でライフに配置する
- 推しホロメンカードの右下に記載されているライフの数値だけ、エールデッキから引き、その枚数をライフに設置する
2. 各ターンごとにする動作
- メインデッキから一枚カードを引く
- エールデッキから一枚カードを引き、任意のホロメンに当該エールカードを付与する
- その後、以下のことを自由に行う（各アクションの実施順番に制限はない）
- 手札のDebutホロメンをメインポジション・バックステージに出す
- メインポジションには一枚、バックステージには複数枚出して良い
- 任意のホロメンをBloomする
- ただし、Bloomに関する制約は以下のとおりです
- ホロメンごとに1ターンに１度しかできない
- ホロメンを配置したターンは当該ホロメンはBloomできない
- アイテムカードを使う
- メインポジションのホロメンとコラボする
- バックステージにいるホロメンをコラボポジションに配置し、メインポジションのホロメンとコラボすることができます。
- コラボすると、ホロメンの効果にもよるが、メインポジションにいるホロメンのアーツ火力を上げたりすることができます。
- こちらは1ターンに一度だけ行うことができます。
- 推しスキルや推しスキルSPを使う
- ただし、使用回数などに制限がある
- アーツを使う(攻撃する）
- 相手のホロメンに対して、攻撃元のアーツ火力分ダメージを与えます
- ただし、ホロメンがアーツするためには、そのホロメンが必要とする適切なエールの組み合わせが付与されている必要があります。
- 相手のホロメンのHPがアーツによって0以下になった場合
- 相手がホロメンをアーカイブする。
- 相手がライフを一枚削り、そのライフ（つまり、エールカード）を任意のホロメンに付与する
- 前ターンにコラボしたホロメンがいる場合
- 次ターン開始時にコラボホロメンをバックステージに下げて、おやすみ状態（カードを横向き）にする必要があります。
- これは、2ターン連続で同キャラでコラボすることを制限するためです
- 前ターンでお休みしたホロメンがいる場合
- 当該ホロメンを再びアクティブ状態（カードが正の向きになっている状態）に戻します。
- このターンから当該ホロメンは再びコラボが可能になります。
場合によって実施する必要がある動作
3. 試合終了
上記で解説したターンの動作を自由に組み合わせて試合を有利に進めることで、相手のライフを削り切ることが基本的な勝利条件になっているようです。その他勝利条件は他のTCGと似ているかもしれません。
勝利条件
- 相手のライフに設置してある全てのライフを削る
- 相手の山札が尽きている段階で相手にドローを引かせる
- ステージのホロメンがゼロになる
- こちらに関しては意味がわかっていないので、確認次第更新します！
体験会では残念ながら、時間の関係で最後まではプレイできませんでした。
ただ、このゲームの複雑さとそれによる面白さを十分に楽しむことができましたよ！
個人的に考えるこのゲームの面白さなどの考察は、また別記事にまとめますので、ぜひお楽しみに！！
総論
いかがでしたでしょうか！
本記事では、hololive Official Card Gameの基本的な仕様・ルールについて2024/05/24の先行体験会に参加した情報をもとに説明しました。
まだ未確定の部分や正確でない箇所もありますが、概観を掴むために記事をみていただけると嬉しいです！
情報が最新化された場合は記事の内容を更新していきますので、この記事をブックマークして適宜参照してくださるととても喜びます！！
参考文献
この記事作成にあたり、多くの部分をゆうひさんに教えていただいたので、リンク先を貼らせていただきます。
